歩み出ず(読み)あゆみいず

精選版 日本国語大辞典 「歩み出ず」の意味・読み・例文・類語

あゆみ‐い・ず‥いづ【歩出】

  1. 〘 自動詞 ダ下二段活用 〙 歩いて出る。立ち去る。⇔歩み入る
    1. [初出の実例]「のる所にも、かつがつとあゆみいでたれば」(出典:蜻蛉日記(974頃)上)
    2. 「こはいかなる事にて〈略〉城のほかにはあゆみいでておはするぞ」(出典:法華修法一百座聞書抄(1110)閏七月九日)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android