残り無い(読み)のこりない

精選版 日本国語大辞典 「残り無い」の意味・読み・例文・類語

のこり‐な・い【残無】

  1. 〘 形容詞口語形活用 〙
    [ 文語形 ]のこりな・し 〘 形容詞ク活用 〙 残っているものがない。すべてである。ありったけである。現在では連用形を副詞的に用いることが多い。
    1. [初出の実例]「のこりなく散るぞめでたき桜花ありて世の中はての憂ければ〈よみ人しらず〉」(出典:古今和歌集(905‐914)春下・七一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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