残方無し(読み)のこるかたなし

精選版 日本国語大辞典 「残方無し」の意味・読み・例文・類語

のこる【残】 方(かた)(な)

  1. 残っているところがない。すべてにゆきとどいている。完全である。
    1. [初出の実例]「明がたに秋のね覚や成りぬらんのこるかたなく物ぞかなしき」(出典:蓬左文庫本壬二集(1237‐45))
    2. 「大医をむかへ、価の貴き人参を用ひ、残方なき養生に、母の病も全快し」(出典:談義本・根無草(1763‐69)後)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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