殴書(読み)なぐりがき

精選版 日本国語大辞典 「殴書」の意味・読み・例文・類語

なぐり‐がき【殴書】

  1. 〘 名詞 〙 心をこめないで、乱暴に書くこと。筆にまかせてなげやりに書くこと。また、その書いたもの。
    1. [初出の実例]「雨はもるとも脚達金箱〈伴興〉 待月の句は打付てなくり書〈大魚〉」(出典:俳諧・先日(1679))
    2. 「ペラ紙に書きとばすように気軽に彼はなぐり書きした」(出典:青い月曜日(1965‐67)〈開高健〉二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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