比企尼 ひきのあま
?-? 平安後期-鎌倉時代,源頼朝の乳母。
永暦(えいりゃく)元年(1160)頼朝が伊豆(いず)に流されると,夫比企掃部允(かもんのじょう)とともに本領武蔵(むさし)比企郡(埼玉県)にいき頼朝を援助した。娘3人のうちふたりは源頼家の乳母に,養子比企能員(よしかず)の娘若狭局(わかさのつぼね)は頼家の妻となった。
出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例
Sponserd by 
世界大百科事典(旧版)内の比企尼の言及
【比企能員】より
…あるいは安房国か。伯母比企尼(ひきのあま)は[源頼朝]の乳母で,能員は比企尼の養子であった。平氏打倒に成功した頼朝は尼の推挙により能員をとりたて,1189年(文治5)の奥州征伐では北陸道大将軍に任じた。…
※「比企尼」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
Sponserd by 