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比較制度分析 ひかくせいどぶんせきcomparative institutional analysis

知恵蔵の解説

比較制度分析

経済主体の合理性の限界、情報の非対称性、市場の不完備性などのために、「時空を超えた普遍的な規範的な価値」を持った経済システムはあり得ないという認識を出発点とする分析青木昌彦・スタンフォード大学教授によれば、従来のワルラス型の一般均衡理論では、経済システムの多元性が認められなかったが、比較制度分析は、経済システムの比較優位と比較劣位多様性の経済的利益などを積極的に分析の対象にしながら、「多元的経済の普遍的分析」を目指しているという。分析ツールとしては、ゲーム理論、情報の経済学、契約理論などが駆使されるが、かつての旧制度学派の流れを汲む経済思想と違って、主流派経済学の否定というよりはその拡張といった特徴を持つ。

(荒川章義 九州大学助教授 / 2007年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について | 情報

デジタル大辞泉の解説

ひかくせいど‐ぶんせき【比較制度分析】

ゲーム理論に基づいて、さまざまな経済現象や政治・社会現象を統合的に分析する手法

出典|小学館デジタル大辞泉について | 情報 凡例

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