毛祭(読み)ケマツリ

デジタル大辞泉 「毛祭」の意味・読み・例文・類語

け‐まつり【毛祭(り)】

猟師獲物を捕ったあとで行う山の神の祭り。毛祝けほがい

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「毛祭」の意味・読み・例文・類語

け‐まつり【毛祭】

〘名〙 猟師が獲物を捕えたときや、狩猟の終わりに行なう祭事。《季・冬》

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世界大百科事典(旧版)内の毛祭の言及

【毛】より

…また獣や家畜の毛についてもさまざまな風習や俗信が行われている。たとえば,東日本では狩りの後に〈毛祭〉といって,捕った獣のひざ,つま先,耳などの毛を抜いて串(くし)にはさみ,山の神に供える風習がある。マタギの間には〈毛ボカイ〉といって,カモシカやクマを捕らえると,はいだ毛皮を獲物の上に反対にかけ唱言をして引導をわたす風習もある。…

※「毛祭」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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