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猟師 リョウシ

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デジタル大辞泉の解説

りょう‐し〔レフ‐〕【猟師】

狩猟を職業とする人。かりゅうど。

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百科事典マイペディアの解説

猟師【りょうし】

狩猟を業とする人。個人で行うものと,組織的共同狩猟を行うものとがある。前者は鳥もち猟,わな猟,弓猟,銃猟が主で,鳥や小動物を対象とし,犬が重要な役を演じる。後者はまたぎが代表例で,クマ,シカ,イノシシを対象とする。

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世界大百科事典 第2版の解説

りょうし【猟師】

野獣を捕獲する人を意味するが,日本の中世には漁業を営む人にもこの文字をあて,いずれも〈りょうし〉と呼んだ。両者は近代まで混用されており,区別する必要がある場合は,野獣を捕る者を狩人,川魚漁を川立ち,海魚・湖魚を捕獲する人を漁師または漁人といっていた。九州では〈りゅうし〉と発音して山猟をする者を区別し,あるいは山人(やまと)という。奥羽地方では山猟者に山立ちあるいはマタギの名がある。古代から近世までの猟師は生業であって娯楽ではなかったが,明治以後は野生鳥獣の激減によって狩人が激減し,これに代わって狩猟法の制定による遊猟すなわち娯楽のために狩猟免許をとって鳥獣を撃つ人々が著しく増加した。

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大辞林 第三版の解説

りょうし【猟師】

狩猟をする人。鳥獣をとることを業とする人。狩人かりゆうど

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(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

猟師
りょうし

狩猟を職業とするもの。狩人(かりゅうど)ともいった。とった鳥や獣の肉や羽・毛・皮・革・角などをそれぞれの小売店・問屋に販売した。10世紀にはこうした獲物が一般に需要されてきた。鳥ではタカ、カモ、キジ、獣ではシカ、イノシシ、クマ、カモシカなどがおもな獲物であった。多くは農村・山村の人々の季節的な副業の個人猟で、クマ、カモシカなどのときは複数での猟も行われた。14世紀のころでは、商人・職人や漁師・海女(あま)とともに猟師・狩人は領主経済を支えるものとなっていた。農村では鳥の黐(とりもち)猟・網(あみ)猟、山村での獣の罠(わな)猟、それに17世紀になってから鉄砲猟が始まったが、鉄砲猟は獣のほうが多かった。鉄砲使用の前は弓矢あるいは槍(やり)・刀が使われ、これに猟犬がついた。鉄砲は火縄銃であるが、統制が厳しく、猟師以外の所持は禁止されており、猟師は鉄砲所持の鑑札を持っていた。1662年(寛文2)以来、幕府はたびたび鉄砲所持の実態調査をして不法所持を取り締まっている。イノシシやシカの被害を防ぐための鉄砲は威(おど)し鉄砲(威し筒)といわれ、一定期間、村に貸し付けていた。これに対して猟師のものは猟師鉄砲(猟師筒)といった。集団猟は東北・北陸・四国・九州の各地方の山村で行われていた。クマ、カモシカといった獣をとらえる際は、いわゆる大物猟師が猟師頭(がしら)として5人から20人くらいの集団をつくり仲間を指揮していた。14世紀ころにこうした集団猟は行われていたらしく、1920年代まで続いていた。18世紀のころ、クマをとらえる猟具は竹槍、槍、薙刀(なぎなた)、鉄砲と、地域によって違っていた。こうした猟師仲間は山の神を祀(まつ)り、どこの山でも立入り自由の由来を書いた巻物を所有し、特殊な狩猟慣行と狩猟儀礼をもっていた。これには修験(しゅげん)者とのかかわりあいがみられるという。19世紀後半になって、新式の連発銃を狩猟に使うようになり、1872年(明治5)の銃砲取締規則によって銃猟は大衆化し、狩猟人口は増加してきた。1963年(昭和38)には法的規制、たとえば狩猟免許制、鳥獣保護・乱獲防止のための猟期の規制、狩猟禁止区域の設定、猟具の指定と銃猟の制限、捕獲数の制限などが行われ、生業としての猟師の活動範囲は制約されてきており、いわゆるハンターと猟師との区別がつけにくい情況になってきている。しかし、今日の職業分類でもなお、網猟師、銃猟師、鷹匠(たかじょう)などがあげられている。[遠藤元男]
『白井邦彦著『狩猟入門』(1962・ダヴィッド社) ▽千葉徳爾著『狩猟伝承』(『ものと人間の文化史14』1973・法政大学出版局)』

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