毛茸(読み)モウジョウ

デジタル大辞泉 「毛茸」の意味・読み・例文・類語

もう‐じょう【毛×茸】

植物表皮細胞が突出したもの。

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精選版 日本国語大辞典 「毛茸」の意味・読み・例文・類語

もう‐じょう【毛茸】

  1. 〘 名詞 〙 植物の表皮細胞が長く突出したもの。ふつう毛(け)と呼ばれる。
    1. [初出の実例]「其形羊に似て、徒に毛茸あるのみならず」(出典:輿地誌略(1826)一)

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世界大百科事典(旧版)内の毛茸の言及

【毛】より

…ゾウリムシやツリガネムシなどの原生動物,ゴカイやハマグリの幼生(トロコフォラtrochophora)は体表にある多数の繊毛をあたかも風になびく稲穂波のように動かして水中を遊泳する。【笹川 満広】
【植物の毛】
 高等植物の体の表面に生じた毛状の付属物のうち,表皮系起源の構造の総称で,毛茸(もうじよう)trichomeともいう。植物のあらゆる器官にさまざまの形状でみられるが,種属によって同類の毛をもつことが多いので,植物の分類のよい指標となり,類型化を含めて毛の研究は植物の種属史的な観察,記載を軸にして発展してきた。…

※「毛茸」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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