毛髄質(読み)モウズイシツ

毛髪用語集 「毛髄質」の解説

毛髄質

3層構造になっている毛髪の中心部分。「メデュラ」とも呼ばれる。少量のメラニン色素を含み、立方体形の細胞が蜂の巣のように並んでいる。この立方体形の内部には空気を通す穴が開いており、その空気穴に空気が貯まることで、直射日光の熱から頭部を守っている。

出典 抜け毛・薄毛対策サイト「ふさふさネット」毛髪用語集について 情報

世界大百科事典(旧版)内の毛髄質の言及

【毛】より

…換毛すなわち毛の生えかわりは年中起こるが,獣類では春と秋にとくに著しい生えかわりを起こすものが少なくなく,夏毛と冬毛に大別することができる。一般に冬毛は夏毛より長く,毛髄質がよく発達していて,空気の含量が多く保温性が高い。色彩は,動物の種類によって,冬毛が夏毛よりやや黒っぽく地味になるもの,逆に冬毛のほうが淡色になるもの,全身またはほとんど全身が純白になるものなどがある。…

※「毛髄質」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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