民主主義の展望(読み)ミンシュシュギノテンボウ

デジタル大辞泉 「民主主義の展望」の意味・読み・例文・類語

みんしゅしゅぎのてんぼう〔ミンシュシュギのテンバウ〕【民主主義の展望】

《原題Democratic Vistas》米国の詩人ホイットマンの評論。1871年刊。南北戦争後も続くアメリカ社会の不公正を批判しつつ、民主主義の重要性を説く。別邦題「民主主義の未来像」。

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世界大百科事典(旧版)内の民主主義の展望の言及

【民主主義】より

…奴隷解放論争において特徴的なことは,リンカン大統領も含めて解放論者の側に,自由,正義,人道への訴えはあっても民主主義への訴えが必ずしもなく,むしろ奴隷制擁護論者の側に,アリストテレスをまねた,自然的優者間の自由・平等体制としての共和主義と民主主義という主張がみられたことである。しかし,民主主義の国民的理念化の努力は南北戦争後も続けられ,W.ホイットマンの《民主主義の展望》(1871)を生み出すこととなった。ホイットマンは,R.W.エマソン,H.D.ソローらいわゆる超越主義者(トランセンデンタリズム)の影響を受けながら,自由,平等,自治などに加えて,真の人格の発展,絶対的良心,愛のある同僚精神などを民主主義の精神原理の中に加え,この理想主義的民主主義概念を,南北戦争によって社会原理としては破産にしたピューリタニズムに代えて,新しい統一アメリカの理念にしようとした。…

※「民主主義の展望」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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