気を触る(読み)きをふる

精選版 日本国語大辞典 「気を触る」の意味・読み・例文・類語

き【気】 を 触(ふ)

  1. 注意を他に向ける。気を取られる。
    1. [初出の実例]「よしないことに気をふれ、さいごの念をみださず共」(出典:浄瑠璃・心中天の網島(1720)橋尽し)
  2. 気にさわる。怒る。
    1. [初出の実例]「ただまいっていけん申たらば、気をふらるる事が御ざらうほどに」(出典:天理本狂言・酒講式(室町末‐近世初))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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