水うちわ(読み)みずうちわ

知恵蔵mini 「水うちわ」の解説

水うちわ

岐阜県南部(美濃)の伝統工芸品で、竹製のうちわの骨(枠組み)に雁皮紙(がんぴし)という高級和紙を貼り専用のニスを塗って透明感と艶を与えたもの。見た目が涼しげで美しく、美術工芸品としても愛好されている。水に浸して扇ぐことで、気化熱の作用により涼をとることも行われる。近年では、この仕組みを用いた岐阜県産以外の安価なうちわ商品のことも水うちわと称されることがある。

(2016-5-26)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む