…またマクハーは文化を支える役割も果たしてきたが,その伝統は今でも残っており,たとえばエジプト文壇の第一人者,ナギーブ・マフフーズは金曜日の夜,カイロのリーシェというマクハーに必ず現れ,若手作家や読者たちと文学論を交わす風景が見られるが,そのような例はほかにも多い。なお,エジプトのマクハーでは,トルコ・コーヒーや茶と並んで水タバコが欠かせぬものである。水タバコは首都カイロではシーシャ,地方都市ではブーリー,農村ではゴーザと,呼名と形が異なっていて,小説の中では水タバコの名で農村か都会かが判別できる。…
※「水タバコ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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