水島郷(読み)みずしまごう

日本歴史地名大系 「水島郷」の解説

水島郷
みずしまごう

和名抄」東急本は「水嶋」とする。東急本・高山寺本ともに訓を欠く。「日本地理志料」は「美豆之万」と訓を付す。水島村(現菊池郡七城町)が遺称地とされる。菊池氏の本拠隈府わいふ(現菊池市)の西方四キロの地で、菊池への入口をなすため早くから番城(水島台城)が築かれ、永和元年(一三七五)八月一二日には、今川了俊が水島原に陣を敷き、迎撃した菊池武朝と合戦を行い撃退されている(同年一〇月一六日「相良長時軍忠状」相良家文書など)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android