氷漬(読み)こおりづけ

精選版 日本国語大辞典 「氷漬」の意味・読み・例文・類語

こおり‐づけこほり‥【氷漬】

  1. 〘 名詞 〙
  2. その物のまわりが氷でかためられること。また、そのもの。非常に冷たくなっていることのたとえにもいう。
    1. [初出の実例]「氷漬けの赤唐辛みたいね」(出典:温泉宿(1929‐30)〈川端康成〉冬来り)
  3. ( 比喩的に ) 不幸な状態や厳しい状態の中で動けないことをいう。
    1. [初出の実例]「彼女の現在は不幸に氷漬けにされているにちがいないというあとさきの結びつかぬ考えが」(出典:オールド・ノース・ブリッジの一片(1968)〈島尾敏雄〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android