汎然(読み)はんぜん

精選版 日本国語大辞典 「汎然」の意味・読み・例文・類語

はん‐ぜん【汎然・泛然】

  1. 〘 形容動詞ナリ活用タリ 〙 ぼんやりとしたさま。あいまいなさま。大ざっぱなさま。
    1. [初出の実例]「筌蘆廬宇治川。泛然相憶古神仙」(出典本朝麗藻(1010か)下・与諸文友泛船於宇治川聊以道遙〈藤原伊周〉)
    2. 「条目汎然として序次なし」(出典:西洋見聞録(1869‐71)〈村田文夫〉後)
    3. [その他の文献]〔荘子‐田子方〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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