日本歴史地名大系 「江州一国寺社領高付」の解説 江州一国寺社領高付(正保郷帳)ごうしゆういつこくじしやりようたかつけ 一冊写本 滋賀県立図書館解説 正保二年幕府に提出した郷帳に類し、寛永石高帳と同じく慶長七年の検地を踏まえたもの。奥書に享保一三年写とある。郡ごとに各村の領主・村高のほか、小物成として割木・綿・炭・茶などを示す郡もある。国総高八三万六千五九四石余(村数一千四四一村)のうち幕府領一七万三千五九九石余・給所六三万九千六二二石余・寺社領一万六千七一石余などとなっている。同系統とみられる近江国村高御領給所寺社領があり、明治大学刑事博物館資料第五集に活字化される。内閣文庫蔵の若狭越前近江国郷帳も同類と考えられるが、高島郡内の加賀藩領一七村分のみ。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by