池の間(読み)イケノマ

デジタル大辞泉 「池の間」の意味・読み・例文・類語

いけ‐の‐ま【池の間】

梵鐘部分の名。鐘身の中央部で、の間中帯の間にあり、などが刻まれている。

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精選版 日本国語大辞典 「池の間」の意味・読み・例文・類語

いけ【池】 の 間(ま)

  1. 梵鐘の部分の名。乳(ち)の間の下の部分で、銘などの刻んである所。銘の間。

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世界大百科事典(旧版)内の池の間の言及

【梵鐘】より

…また鎌倉時代以後,各乳の間に梵字を配したり,乳のないものもみられる。 乳の間の下のほぼ方形の4区画を池の間(いけのま)といい,奈良時代のものを除いて,ここに銘文を陽鋳または陰刻したものが多い。銘文の代りに仏や菩薩,飛天などを陽鋳したものも少なくない。…

※「池の間」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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