中帯(読み)ナカオビ

デジタル大辞泉 「中帯」の意味・読み・例文・類語

なか‐おび【中帯】

上着の下、小袖の上に結ぶ帯。したひも。したのおび。
梵鐘部分の名。鐘身の中央または下部池の間草の間にはさまれた横帯をいう。ちゅうたい。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 名詞 実例 初出

精選版 日本国語大辞典 「中帯」の意味・読み・例文・類語

ちゅう‐たい【中帯】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 銃砲で、木の銃床銃身を固定するための金属の輪。〔五国対照兵語字書(1881)〕
  3. 寒帯熱帯中間地帯温帯。明治初期まで使われた語。
    1. [初出の実例]「中帯を去ること凡そ六十度已上の地は皆偏寒の国なり」(出典:日本水土考(1700))

なか‐おび【中帯】

  1. 〘 名詞 〙 上着の下、小袖の上にしめる帯。したひも。
    1. [初出の実例]「襖(あを)と云物着て、中帯して」(出典今昔物語集(1120頃か)二六)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android