ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説
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出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報
寺院にあって、大衆(だいしゅ)を招集するときや朝夕の時を知らせるために用いる釣鐘(つりがね)。インドで集会のときに用いられた木製の犍稚(かんち)と、中国の銅鐘に基づいてつくられた。大鐘とも、またその音の大きいことから鯨鐘(げいしょう)、洪鐘(こうしょう)ともいう。一般に高さ150~200センチメートル、直径60~90センチメートルのものが多く、銅に少量の錫(すず)、亜鉛を混じて鋳造される。形状は、上部には鐘楼に吊(つ)るす釣り手として竜頭(りゅうず)があり、下部に一対(つい)の蓮華(れんげ)状の撞座(つきざ)を配して、これを橦木(しゅもく)でつくようになっており、音響効果を高めるために「乳(ち)の町」という乳房状の小突起をつけている。日本には朝鮮を経てもたらされた。鋳造の技術の優れた朝鮮製の梵鐘が多く輸入されたが、現存する最古の日本製の鐘は文武(もんむ)天皇2年(698)に鋳造された京都右京区・妙心寺蔵(もとは嵯峨(さが)・浄金剛(じょうこんごう)院蔵)の鐘である。名鐘とよばれる鐘は多い。また大晦日(おおみそか)に鳴らす除夜の鐘としても知られる。
[藤井正雄]
出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
…しかし大多数の〈かね〉は,中空の身(み)をそなえ,上端に鈕(ちゆう)とよぶつり手か柄(え)をそなえている。身の他端は,梵鐘(ぼんしよう)(=釣鐘)のように開いて終わるものが多い。しかし鈴(すず)のように包まれた形のものもある。…
…金銅造の仏教彫刻としては,8世紀中期の制作とされる仏国寺の毘盧舎那仏座像と阿弥陀如来座像,8世紀後期の造立と考えられている栢栗寺の薬師如来立像などが注目される。 またこの時代の仏教工芸品は,梵鐘と舎利容器に優品が多い。梵鐘は,聖徳王24年(725)銘の江原道平昌郡五台山上院寺のものが現存最古の作例であり,恵恭王7年(771)銘の奉徳寺の梵鐘は聖徳王(在位702‐737)の冥福を祈願して景徳王(在位742‐765)と恵恭王(在位765‐780)の2代にわたって鋳造されたという由縁をもつ。…
※「梵鐘」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報
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