池殿町(読み)いけどのちよう

日本歴史地名大系 「池殿町」の解説

池殿町
いけどのちよう

東山区六波羅裏門通西入

大和大路やまとおおじ建仁寺町けんにんじまち通)六波羅裏門ろくはらうらもん通の間に位置。

開町は、再板本(明和刊か)京町鑑」増補分に「池殿町 (中略)西は建仁寺町通へ出る筋あり」とみえ、ほぼ宝暦年間と思われる。「坊目誌」は「宝暦十三年町地と為り、泉殿町と号す。其後池殿町と改む」とするが、宝暦一二年(一七六二)刊「京町鑑」には、泉殿いずみどの町は池殿町とは別に「門脇町の一筋北東竪横の町」とあって、後の三盛みつもり(旧泉殿町)をさし、当初より両町は併存していたから、泉殿町を改めて池殿町としたとする説はあたらない。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android