池泉合符録(読み)ちせんごうふろく

日本歴史地名大系 「池泉合符録」の解説

池泉合符録
ちせんごうふろく

三冊

成立 寛政九年

写本 香川用水記念館

解説 高松藩では宝暦五年に領内溜池出水などの調査を行ったが、寛政九年に再度調査をしており、これを基に全藩的にまとめたものが本史料である。郡ごとに各村別の溜池・出水・井関の名と水掛高を記す。高松藩領全体の水利施設の実態をまとめているのは本史料のみであり、高松藩の水利台帳として貴重である。全藩領で溜池は五千五五三、出水は六三六、井関は二六〇である。

活字本香川県史」近世史料II

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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