精選版 日本国語大辞典 「沖にも付かず磯にも離る」の意味・読み・例文・類語 おき【沖】 にも 付(つ)かず磯(いそ)にも離(はな)る よるべのないことのたとえ。どっちつかずの状態でいるさま。沖にも磯にも寄り着かず。[初出の実例]「皆吉野の王命に順て、今更武家に付き順ふべしとも見えざりければ、澳(ヲキ)にも不レ著磯(イソ)にも離(ハナレ)たる心地して」(出典:太平記(14C後)二八) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例