沖手蔓藻蔓(読み)おきのてづるもづる

精選版 日本国語大辞典 「沖手蔓藻蔓」の意味・読み・例文・類語

おき‐の‐てづるもづる【沖手蔓藻蔓】

  1. 〘 名詞 〙 テヅルモヅル科の棘皮(きょくひ)動物北太平洋から九州に分布し、水深八〇~八〇〇メートルの海底にすむ。中央に径五センチメートルに及ぶ体盤部があり、その上に一〇本の強い輻肋(ふくろく)が中央から放射し、腕の基部に及ぶ。腕は約一〇回分岐し、先端はさらに多くの小枝となり、入り組んで巻きつき、長さ一五センチメートル内外となる。生時は腹面灰褐色で、腕の細枝は黄色。てづるもづる。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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