沖識名(読み)オキ シキナ

20世紀日本人名事典 「沖識名」の解説

沖 識名
オキ シキナ

大正・昭和期のプロレスレフェリー



生年
明治37(1904)年7月6日

没年
昭和58(1983)年12月16日

出生地
沖縄県島尻郡与那原町

本名
識名 盛雄(シキナ モリオ)

経歴
大正2年ハワイ・マウイ島へ移住。オールハワイ柔道チャンピオン、相撲横綱になったのち、ニューヨークに渡ってメケ三宅(三宅太郎)に弟子入り。プロレスラーとなって、昭和11年、インターナショナル・J・ヘビー級タイトルを獲得。以後ルー=テーズとタッグを組んで、全米各地を転戦。29年にシャープ兄弟と共に来日し、48年12月まで7千試合を越すレフェリングを務めた。この間、力道山をはじめ馬場、猪木、大木金太郎など日本人レスラーの養成に尽力、沖式レフェリングを遺した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android