沢之上町(読み)さわのうえちよう

日本歴史地名大系 「沢之上町」の解説

沢之上町
さわのうえちよう

[現在地名]津市大門だいもん

大門町・中之番なかのばん町の境付近より東に直交する町人町。「累世記事」(上野市立図書館蔵)には「沢の上町、高虎君御代出来也」とあるが、寛永元年(一六二四)の津町二二町のなかにはみえず、同一二年の津町三一町のなかに「沢之上」とある。洞津遺聞(樋田清砂氏蔵)に「塔世川のもと川筋は、北堀端の通りといふ」とあり、塔世とうせ川の川筋が北外堀から大門町の大小の橋付近を過ぎ、沢之上町の町筋を通っていたとも考えられる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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