北堀端(読み)きたほりばた

日本歴史地名大系 「北堀端」の解説

北堀端
きたほりばた

[現在地名]津市丸之内養正まるのうちようせい町・中央ちゆうおう

外堀を隔てて丸之内の北に東西に並ぶ町筋、二〇〇石より一千石ほどの中士が居住する武家屋敷町で、外堀の北側だけの町並。北堀端側の外堀は、塔世とうせ(安濃川)の旧川筋を利用したもので、洞津遺聞(樋田清砂氏蔵)に「塔世川のもと川筋は、北堀端の通りといふ、然も是は津城築かれしより已前のことにあるべし、すでに富田殿西軍とのとり合いの時は、今の川筋にてあるべしと覚ゆ、本川は大むかしの事にや」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 安濃川 元禄 幕末

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