川筋(読み)カワスジ

デジタル大辞泉 「川筋」の意味・読み・例文・類語

かわ‐すじ〔かはすぢ〕【川筋】

川の水の流れる道筋
川沿いに続く道。また、川に沿った土地。「川筋村落
[類語]本流支流分流町筋

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精選版 日本国語大辞典 「川筋」の意味・読み・例文・類語

かわ‐すじかはすぢ【川筋】

  1. [ 1 ] 〘 名詞 〙
    1. 川の水の流れるみち筋。川通(かわどおり)。〔日葡辞書(1603‐04)〕
      1. [初出の実例]「ゆきの日や川筋ばかりほそぼそと〈鷺汀〉」(出典:俳諧・曠野(1689)一)
    2. 川の流れにそった道。また、その周辺の土地。
      1. [初出の実例]「もう一遍近所の川筋(カハスヂ)をお尋ね申して見ようかえ」(出典人情本・恩愛二葉草(1834)二)
  2. [ 2 ] 江戸深川の遊里をいう。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「川筋」の意味・わかりやすい解説

川筋
かわすじ

福岡県中部から北部遠賀川流域,筑豊炭田一帯の地域の総称。遠賀川は筑豊地域の多くの支流を合せて玄界灘に注いでいるが,水運が早くから開け,川筋の筑豊炭田開発につれ,石炭輸送の大動脈となった。「川筋の男」とは,炭鉱と川船による石炭輸送に働く人々をさし,金づかいと気は荒いが,男気のあることを特色とした。現在も流域および石炭積出港として栄えた北九州市若松区には「川筋かたぎ」の語が残っている。

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