河上但馬守安勝祠跡(読み)かわかみたじまのかみやすかつほこらあと

日本歴史地名大系 「河上但馬守安勝祠跡」の解説

河上但馬守安勝祠跡
かわかみたじまのかみやすかつほこらあと

[現在地名]伊予三島市紙屋町

川之江城(現川之江市)主河上但馬守安勝が謀殺された村松むらまつ村境の字沖田井おきだいに建てられていた小祠。現在は国道一一号沿いに移転されている。「どもりの神さん」「オタンジョさん」(但馬守を但州たんしゆうさんとよぶゆえという)として信仰された。

河上安勝の敗死については「予陽河野家譜」などには天正一〇年(一五八二)七月、長宗我部元親と戦って落城敗死したとある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android