予陽河野家譜(読み)よようこうのかふ

日本歴史地名大系 「予陽河野家譜」の解説

予陽河野家譜
よようこうのかふ

著者不詳であるが、河野氏に深い関係のあるもの

成立 慶長―元和年間

解説 河野氏の祖伊予皇子から第五六代の河野通直(牛福丸)に至るまで、歴代の事績を叙述した家譜である。「予章記」と同じように、本文のなかに多数の古文書を引用している。河野氏の事績の記述は、「予章記」のそれよりもはるかに詳細であり、かつ綿密であるが、すべてを史実と考えるのは早計である。体裁文体のうえから考えると、鎌倉末期までに原本があり、追記を重ねていったようで、さらに通直の没後に編集を完成したのであろう。

活字本 宮脇通赫編「続伊予温故録付録

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む