沸石相(読み)ふっせきそう(その他表記)zeolite facies

最新 地学事典 「沸石相」の解説

ふっせきそう
沸石相

zeolite facies

D.S.Coombs et al.(1959)によって確立された,最も低い温度・圧力に相当する変成相沸石石英安定に共存することをもって定義される。沸石相地域の例として,ニュージーランド南島のTaringatu-ra Hillsや日本丹沢山地が挙げられる。また日本では,“グリーンタフ地域”の新第三系に沸石相の変成岩が広く生成参考文献D.S.Coombs et al.(1959) Geoch. Cosmoch. Acta, Vol.17

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参照項目:変成岩形成場の模式図・変成相
参照項目:各変成相の鉱物組み合わせ

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関連語 橋本

岩石学辞典 「沸石相」の解説

沸石相

低度の変成相で,ダイアジェネシスと広域変成作用の過渡的なものである.この変成作用は低温と中程度の荷重圧に支配され,形成された岩石にはローモンタイトが存在する特徴がある[Coombs, et al. : 1959, Fyfe, et al. : 1958].ウィンクラーはこの相をローモンタイト─プレーナイト─石英相としている[Winkler : 1967].エスコラは沸石相を独立した鉱物相として考えなかったが,沸石の形成に注目していた[Eskola : 1939].その後クームスの研究を基にファイフ,およびクークスはこれを沸石相として独立させた.この相では沸石の存在が中心であって,アナルサイム,ヒューランダイト沸石などが形成され,ローモンタイト─石英─緑泥石の組合せが広く見られる[Turner : 1981].沸石類は化学組成に大きく影響を受け,特にH2OやCO2の分圧や量に影響を受ける.沸石相は埋没変成作用によって形成されると考えられ,アナルサイム,ヒューランダイトなどの沸石が形成され,特にローモンタイトの形成が特徴である.

出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報

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