油田新田村(読み)あぶらだしんでんむら

日本歴史地名大系 「油田新田村」の解説

油田新田村
あぶらだしんでんむら

[現在地名]白河市旗宿はたじゆく

旗宿村の端村であるさきの北側に位置し、旗宿村から白河城下に通じる道に沿う。村名の由来は当地の耕田が泥深く、肋まで入る個所があり、あばら田が油田になったと伝える。享保一七年(一七三二)写の結城松平領分村高調(小針家文書)に村名がみえ、高二二石余。もと中野なかの(現表郷村)の端村であったと推定される。初め白河藩領、寛保元年(一七四一)には越後高田藩領、文化六年(一八〇九)幕府領高田藩預地、文政三年(一八二〇)幕府直轄領となる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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