精選版 日本国語大辞典 「法華三昧堂」の意味・読み・例文・類語
ほっけざんまい‐どう‥ダウ【法華三昧堂】
- 〘 名詞 〙 =ほっけどう(法華堂)[ 一 ]①
- [初出の実例]「故建二立法華三昧堂一、吹二大法螺一、日夜不レ断三読二誦法華一、誓二挑レ燈光于今不レ消一」(出典:大日本国法華経験記(1040‐44)上)
…したがって《法華経》を不断に読むことがもっとも多く,御伽草子《梵天国》には〈法花三昧の不断経を三年読せて参らすべし〉などとある。貴族の場合は死後法華三昧堂で三七日(21日)なり七七日(49日)なりの不断経があったが,一般人の場合は大寺院で盂蘭盆(うらぼん)のあいだ,一七日(7日)の不断経が読まれるのに結縁した。現在高野山で盂蘭盆に不断経があるのはこれである。…
※「法華三昧堂」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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