波越村(読み)なんごうむら

日本歴史地名大系 「波越村」の解説

波越村
なんごうむら

[現在地名]佐伯市堅田かたた 波越

泥谷ひじや村の南東、堅田川支流の波越川下流域に位置。正保郷帳に村名がみえ、田高三八石余・畑高一〇三石余、堅田郷に属した。旧高旧領取調帳では高一四九石余。享保六年(一七二一)の村鑑帳(疋田家文書)によれば高一四二石余、御蔵敷・永荒など引高一〇石余で、毛付高一三二石余、家数二八・人数二二二、牛一九・馬九。白波江・さこの二枝郷がある。郷蔵一、百姓持山二・薪伐場一・秣場一。小物成は六尺給米二斗三升五合・伝馬宿入用米八升六合・蔵前入用銀二一匁三分八厘・定納小物成銀六匁二厘・薪分一運上銀四分五厘。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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