泥鰌繋(読み)ドジョウツナギ

デジタル大辞泉 「泥鰌繋」の意味・読み・例文・類語

どじょう‐つなぎ〔どぢやう‐〕【泥×繋】

イネ科多年草湿地に生え、高さ40~60センチ。葉は線形。5、6月ごろ、緑色小穂を円錐状につける。ドジョウを捕ってこの茎に刺して運んだという。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「泥鰌繋」の意味・読み・例文・類語

どじょう‐つなぎ どぢゃう‥【泥鰌繋】

〘名〙 イネ科の多年草。各地の溝や水辺に叢生する。高さ四〇~六〇センチメートル。桿は約八〇センチメートル、下部で節からまがる。葉は線形で長さ一〇~二〇センチメートル。初夏淡緑色または紫色で広線形の小穂を円錐状につける。小穂は四~六個の小花からなる。和名は、捕えたドジョウをこの茎にさして持つところからという。おおどじょうつなぎ。〔日本植物名彙(1884)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android