日本歴史地名大系 「洗馬町村」の解説 洗馬町村せばまちむら 長野県:塩尻市宗賀地区洗馬町村[現在地名]塩尻市大字宗賀 洗馬鳴雷(なるかみ)山の西方奈良井(ならい)川の東岸にあり、中山道沿いの村。古くは崇賀(そが)郷、草茂(くさも)庄に属す。洗馬町村は中山道洗馬宿と同じで、その近世村落としての呼称である。中山道設定の際大怒田(おおぬだ)村などから移住させたもので、天正の石直しの筑摩安曇両郡郷村御朱印御高附には大怒田村八二石と洗馬郷新町上手(しんまちわで)分二五石があるが、寛永初年の戸田家領内高辻寄帳には洗馬宿と改められている。洗馬宿の設定は慶長末年から元和二年(一六一六)の間と推定される。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by