宗賀地区(読み)そうがちく

日本歴史地名大系 「宗賀地区」の解説

宗賀地区
そうがちく

塩尻市の南端に位置し南は木曾郡楢川ならかわ村と隣接する。南から北へ日出塩ひでしお本山もとやま牧野まきの洗馬せば床尾とこお平出ひらいで昭和しようわ桔梗ききようはらの順に集落が並んでいる。日出塩から洗馬までは奈良井ならい川から三〇―六〇メートル高い段丘上にあり、谷が狭くて耕地も少ない谷底集落である。床尾以北はそれより一段高い台地上にあり、桔梗ヶ原の南周辺部にあたる。桔梗ヶ原の乏水性畑作地と谷底集落のため水田は全般に少なく、享保一〇年(一七二五)の書上によれば日出塩・床尾などは田租率二パーセント台で、大部分は畑方に依存していた。しかし明治末年以来桔梗ヶ原は葡萄をはじめとする果樹・蔬菜園芸がめざましく発展し、更に付近に工場が建設されるなど著しくその様相を変えている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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