最新 地学事典 「津和野コンプレックス」の解説
つわのコンプレックス
津和野コンプレックス
Tsuwano Complex
島根県鹿足郡津和野町の舞鶴帯に産する異地性の花崗岩複合岩体。ペルム系舞鶴層群相当層の泥質基質中に<1mから最大で2×0.6kmのレンズ状岩体として挟在。日本最古の約2.7Gaおよび2.5Gaの花崗片麻岩,2.4Ga以降に堆積した石英砂岩起源のメタコーツァイト,約1.90〜1.83Gaの花崗岩類,約438〜410Maの花崗閃緑岩,珪長質凝灰岩,変斑れい岩,および変ドレライトよりなる。花崗片麻岩とメタコーツァイトはいずれも1.8Ga台に変成作用を被った。古原生代花崗岩類の岩相は狭義の花崗岩~トーナル岩質,および閃緑岩質で,カタクラサイト化を被っている。参考文献:K.Kimura et al. (2021) Earth Planet. Sci. Lett., Vol. 565: 116926
執筆者:木村 光佑
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

