日本歴史地名大系 「津屋城村」の解説 津屋城村つやじようむら 三重県:一志郡嬉野町津屋城村[現在地名]嬉野町津屋城三渡(みわたり)川左岸の平野部に位置し、権現前(ごんげんまえ)村の南東にあたる。村内を初瀬(はせ)表街道が通る。小字名に汐入(しおいり)の地名があり、この辺りまで海水が及んだことがあった。古代は須可(すか)郷に属していたと考えられる。文禄検地帳(徳川林政史蔵)に田畑屋敷合せて一〇二町三反九歩、分米一四二六・二〇八石とある。江戸時代は和歌山藩松坂領と津藩領の入組地となり、松坂領の郷組は下ノ庄組であった。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by