日本歴史地名大系 「嬉野町」の解説 嬉野町うれしのちよう 三重県:一志郡嬉野町面積:七七・一九平方キロ一志郡の東南部に位置し、東は三雲(みくも)村、西は美杉(みすぎ)村、南は松阪市・飯南(いいなん)郡飯南町、北は久居(ひさい)市・一志町に接する。西南部は高須(たかす)ノ峰(七九八メートル)を最高峰とする山地で、東に向けて漸次低くなり、その中央を西南から東北に向けて中村(なかむら)川が流れ、久居市との境で雲出(くもず)川と合流する。東部を県道松阪―久居線が縦貫し、中村川に沿って走る県道嬉野―飯高線と権現前(ごんげんまえ)で合流する。県道松阪―久居線とほぼ並行して、西を国鉄名松線、東を近鉄大阪線が走り、大阪線からは近鉄名古屋線が分岐して北上する。 嬉野町うれしのまち 佐賀県:藤津郡嬉野町面積:八〇・四一平方キロ郡の西部に位置し、西は長崎県東彼杵(ひがしそのぎ)郡川棚(かわたな)町・東彼杵町と、北は武雄市、東は塩田町・鹿島市と隣接する。周囲を山で囲まれた盆地の中心に温泉街が開かれ、山麓は嬉野茶の栽培が盛んである。明治二二年(一八八九)の町村制施行により、西嬉野(にしうれしの)村・東嬉野村・吉田(よしだ)村の三村がこの地域に成立。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by