流動性預金(読み)りゅうどうせいよきん(その他表記)liquid deposit; floating deposit

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「流動性預金」の意味・わかりやすい解説

流動性預金
りゅうどうせいよきん
liquid deposit; floating deposit

預け入れ期間を固定せず,必要に応じていつでも払出すことのできる形で保有している預金で,当座預金普通預金のような要求払預金がその代表的なものである。日本ではこのほか通知預金や別段預金をも含めて流動性預金というのが普通である。これに対して預け入れ期間を定め,満期日以後に払出しを行う預金,すなわち一定期間固定しておく預金を固定性預金と呼び,定期預金がその代表的なものである。

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ASCII.jpデジタル用語辞典 「流動性預金」の解説

流動性預金

預金者が自由にいつでも引き出せる預金のこと。普通預金、当座預金などがこれにあたる。2005年4月からは流動性預金についてもペイオフ制度が適用されているが、利息のつかない決済用預金全額保護される仕組みになっている。

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世界大百科事典(旧版)内の流動性預金の言及

【要求払預金】より

…金融機関に預けられた預金のうち,預金者の請求がありしだい支払われなければならないものの総称。流動性預金とも呼ばれ,一定期間の据置きが原則となる定期性預金(定期預金)に対応するもの。当座預金,普通預金,納税準備預金,別段預金のほか,据置期間が7日と短い通知預金も通常これに含まれる。…

【預金】より

…これに対し,定期性預金(固定性預金)とは,一定の期限を経過しなければ支払を受けることのできない預金をいい,定期預金,定期積金がこれに入る。定期性預金(固定性預金)に対する慣用語として,当座預金,普通預金,通知預金,納税準備預金,別段預金を総称して,流動性預金と呼んでいる。 銀行に預け入れられた預金は,実際には一時に全額払い出されるわけではなく,銀行は一定額を支払準備(支払準備率)として手もとにおき,残額を貸出しや有価証券投資に振り向けることができる。…

※「流動性預金」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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