朝日日本歴史人物事典 「浦野女房」の解説
浦野女房
鎌倉前期の武家の女性。信濃国小県郡海野荘(加納田中郷)の領主田中(滋野)光氏の娘。寛元1(1243)年,父光氏から宮三郎入道屋敷と在家,田6反を譲られる。この譲与分はほかの女子や光氏の妻女分同様,一期分とされた。分割相続ではあるが,女子分が一期分と明記されたかなり早い時期の譲与例として注目される。<参考文献>『鎌倉遺文』
(田端泰子)
出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報
ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...