消えす(読み)キエス

デジタル大辞泉 「消えす」の意味・読み・例文・類語

きえ・す【消えす】

[動サ変]消える。死ぬ。多く打消しの助動詞「ず」を伴って用いる。
山隠れ―・せぬ雪のわびしきは君まつの葉にかかりてぞ降る」〈後撰・恋六〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「消えす」の意味・読み・例文・類語

きえ‐・す【消】

  1. 〘 自動詞 サ行変 〙 ( 打消の助動詞「ず」を伴って用いられる場合が多い ) 消える。
    1. [初出の実例]「山隠れきえせぬ雪のわびしきは君まつの葉にかかりてぞふる〈よみ人しらず〉」(出典:後撰和歌集(951‐953頃)恋六・一〇七三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む