消えす(読み)キエス

デジタル大辞泉 「消えす」の意味・読み・例文・類語

きえ・す【消えす】

[動サ変]消える。死ぬ。多く打消しの助動詞「ず」を伴って用いる。
山隠れ―・せぬ雪のわびしきは君まつの葉にかかりてぞ降る」〈後撰・恋六〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「消えす」の意味・読み・例文・類語

きえ‐・す【消】

  1. 〘 自動詞 サ行変 〙 ( 打消の助動詞「ず」を伴って用いられる場合が多い ) 消える。
    1. [初出の実例]「山隠れきえせぬ雪のわびしきは君まつの葉にかかりてぞふる〈よみ人しらず〉」(出典:後撰和歌集(951‐953頃)恋六・一〇七三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android