消えす(読み)キエス

デジタル大辞泉 「消えす」の意味・読み・例文・類語

きえ・す【消えす】

[動サ変]消える。死ぬ。多く打消しの助動詞「ず」を伴って用いる。
山隠れ―・せぬ雪のわびしきは君まつの葉にかかりてぞ降る」〈後撰・恋六〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「消えす」の意味・読み・例文・類語

きえ‐・す【消】

  1. 〘 自動詞 サ行変 〙 ( 打消の助動詞「ず」を伴って用いられる場合が多い ) 消える。
    1. [初出の実例]「山隠れきえせぬ雪のわびしきは君まつの葉にかかりてぞふる〈よみ人しらず〉」(出典:後撰和歌集(951‐953頃)恋六・一〇七三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android