涙の底(読み)ナミダノソコ

デジタル大辞泉 「涙の底」の意味・読み・例文・類語

なみだ‐の‐そこ【涙の底】

流す涙がたまってできたふちの底。
「恋ひわぶる心は空に浮きぬれど―に身は沈むかな」〈千載・恋五〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「涙の底」の意味・読み・例文・類語

なみだ【涙】 の 底(そこ)

  1. 流す涙がつもってできた淵の底。悲しみの底。
    1. [初出の実例]「恋わぶる心は空に浮きぬれどなみだのそこに身はしづむ哉〈藤原実房〉」(出典:千載和歌集(1187)恋五・九四七)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android