深宇宙(読み)シンウチュウ

デジタル大辞泉 「深宇宙」の意味・読み・例文・類語

しん‐うちゅう〔‐ウチウ〕【深宇宙】

地球大気圏より外側宇宙空間太陽系または銀河系の外をさす場合もある。ディープスペース

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

知恵蔵mini 「深宇宙」の解説

深宇宙

宇宙空間において地球からの距離が非常に遠いところのこと。電波法施行規則第32条では「地球からの距離が200万キロメートル以上である宇宙」(大気圏の外側)と規定されている。一般には、銀河系の外部の宇宙や、通常天体望遠鏡では観測することのできないさらに遠方の宇宙との意味で曖昧に用いられることが多い。大型の電波望遠鏡ハッブル宇宙望遠鏡などにより観測される超遠距離の宇宙は、特に「超深宇宙」と呼ばれることもある。

(2016-9-8)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

世界大百科事典(旧版)内の深宇宙の言及

【宇宙開発】より

…一方,アメリカはマリナー10号(1973‐74)によって金星の上空の大気を測定し,パイオニア金星(1978)によって地表データを得ている。 火星より遠い,木星以遠の星と金星より太陽に近い水星とは,そこにいくためにいずれもロケットの能力が格段に大きいものが要求されるので〈深宇宙〉ということがある。この空間の惑星の探査に関しては,アメリカの独壇場である。…

※「深宇宙」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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