深海松の(読み)フカミルノ

デジタル大辞泉 「深海松の」の意味・読み・例文・類語

ふかみる‐の【深海松の】

[枕]同音の「深む」または「見る」にかかる。
「なびき寝しを―深めて思へど」〈・一三五〉
「―見まく欲しけど」〈・九四六〉

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精選版 日本国語大辞典 「深海松の」の意味・読み・例文・類語

ふかみる‐の【深海松の】

  1. 「ふかみる」の「ふか」と同音の繰り返しで、「深む」にかかる。
    1. [初出の実例]「玉藻なす 靡き寝し児を 深海松乃(ふかみるノ) 深めて思へど」(出典万葉集(8C後)二・一三五)
  2. 「ふかみる」の「みる」と同音の繰り返しで、「見る」にかかる。
    1. [初出の実例]「深見流乃(ふかみルノ) 見まく欲しけど 名告藻の 己(おの)が名惜しみ」(出典:万葉集(8C後)六・九四六)

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