混群(読み)コングン

デジタル大辞泉 「混群」の意味・読み・例文・類語

こん‐ぐん【混群】

異なる種類の鳥が、一つの群れとなって行動すること。シジュウカラメジロコゲラがまじり合って群れをつくるなど。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の混群の言及

【群れ】より

…前者の例としては,サルその他高等哺乳類の血縁や順位による構成員間の相互認知に基づいて保たれている群れをあげることができるのに対し,後者は回遊する魚群,稚魚の群れ,渡りのときの鳥の大群など,構成員相互間の個体の認知が群れを構成するための要件になっていない群れ,動物行動学でいう〈無名の群れanonymous group〉をあげることができる。群れは一般に,同種の個体の集合を表す用語であるが,異種の個体が集まって一つのまとまりをなす場合もあり,これを混群mixed‐species flock,mixed‐species groupという。冬季にみられるシジュウカラ,エナガ,キクイタダキなどカラ類が集まった群れや,アフリカの熱帯多雨林中でみられる数種のオナガザル類が集まった群れなどの例をあげることができる。…

※「混群」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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