日本歴史地名大系 「清末藩在番役所跡」の解説 清末藩在番役所跡きよすえはんざいばんやくしよあと 山口県:下関市竹崎浦清末藩在番役所跡[現在地名]下関市竹崎町二丁目竹崎(たけざき)の南部の海岸近くに竹崎・伊崎(いざき)両浦支配のために設置された清末藩の役所。「もりのしげり」によれば、清末藩の職制表は長府毛利家職制表と同じで、在番役一人(庶務をつかさどる。この役は物頭上席をもって任ずる例で、その配下足軽を率いて市街を警衛する)、町方役二人、筆者二人がいた。元文四年(一七三九)頃の鈴ヶ森稲荷神社由来書に「竹崎浦御在番 牧四郎兵衛」の記載があり、御用所は新屋敷西詰の山側にあって役人詰所のほか四軒長屋一棟、御船頭屋敷一棟があったという。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by