渡柳村(読み)わたりやなぎむら

日本歴史地名大系 「渡柳村」の解説

渡柳村
わたりやなぎむら

[現在地名]行田市渡柳

北から東は埼玉さきたま村に接し、洪積層微高地上にある。村域は埼玉古墳群地帯にかかっていて、前方後円墳三、奈良・平安期集落三群の遺跡がある。天正一〇年(一五八二)の成田家分限帳に譜代侍として渡柳将監(永一八貫文)がみえる。寛永一二年(一六三五)の忍領御普請役高辻帳(中村家文書)に村名がみえ、旗本領で役高四六三石余。同一六年一部が忍藩領となり、田園簿によれば村高は高辻帳にほぼ同じ、反別は田方一二町一反余・畑方六一町三反余。幕府領、旗本二家、忍藩領の相給。元禄一二年(一六九九)全村同藩領となり(同年「阿部氏領知目録」阿部家文書)幕末まで続く。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 鎮守 物産

企業の退職を希望する従業員本人に代わって退職に必要な手続きを代行するサービス。依頼者と会社の間に入ることで円滑な退職をサポートするとともに、会社への連絡などを代わりに行うことで依頼者の心理的負担を軽減...

退職代行の用語解説を読む